現役消防士~目指せ文武両道

根拠は命、仕事の原点。

辞書・広辞苑・六法

 おはようございます、白髪ゴリです

今回は消防法や法律など全く関係ないことですが

 

2018年1月12日 広辞苑第七版発行が発行されましたね

 

岩波書店の「広辞苑」が10年ぶりに改訂され、第7版には「ブラック企業」「東日本大震災」など近年定着した言葉や新語約1万項目が追加され、「原発震災」「廃炉」など広く使われるようになった言葉も新たに掲載されるようになりましたね

 

 

辞書や六法など普段何気なく見たり触ったりしてますが

今回はちょっと、広辞苑改訂に伴っていろいろ調べてみたら面白いことがいろいろとわかりました

 

白髪ゴリも『舟を編む』という三浦しをん さんの小説と映画を見たことがあったので非常に興味深かったです

 

 

舟を編むの中でも話の一部に出てきましたが

岩波書店の『広辞苑』の場合、改訂のたびに掲載する単語が増え、それにともなってページも増えるため、紙の厚さを薄くしたり、同じ厚さでいかに軽くできるかという技術開発が盛んに行なわれているみたいです。

またページをめくりやすいように紙質やパっと見たときに分かりやすいように色合いにもこだわりがあるようです

今回の広辞苑でいうと、140ページ増えた3216ページとなりましたが、厚さは第6版と変わらないという驚異の技術力です。

 

 

では、辞書の紙にどのようなものが使われているのかと言うと

 

紙は、もともとタバコのライスペーパーと呼ばれる、タバコの葉を巻く薄い紙を作る技術から派生して開発されるようになりました。

紙は基本的に2種類のパルプを配合させて作られており、ひとつは松などの針葉樹。これは強度があるという特徴があります。

もうひとつはユーカリなどの広葉樹。こちらは均一性に優れています。

これらを紙の用途によって配合を変えて丈夫で薄くて最適な辞書の紙が作られます。

 

 

また、辞書の紙の話で言うと、辞書は子ども用と大人用で紙質や紙の色が違ってきます

子ども用の辞書は大半は白い色の紙で、紙も少し厚いです。古本屋などで触ってみると自分たちが普段使っている消防基本六法などの紙質とは全然違うのが分かります

 

大人用の辞書はクリーム色の紙が使われ、紙の厚さも薄いです。

これは、子ども用は他に赤色など2色を使って賑やかにすることによって、少しでも辞書に馴染んでもらうのと、子どもは荒く使うので、折れなどを最小限に防ぐ意図があります。

一方で大人は落ち着いた目に優しい色ということで、紙の厚さも単語を少しでも多く収録できる薄いものを採用している場合が多いです

 

 

本当にいろいろな技術や努力が合わさって新たな辞書が生まれるんですね

 

普段何気なく触っている辞書ですが、ちょっと調べてみるだけでも面白いことがたくさん分かりますね!