現役消防士~目指せ文武両道

根拠は命、仕事の原点。

漏電火災警報器

 

 どうも、白髪ゴリです。

今回は漏電火災警報器についてちょっと書いてみようかと思います。

みなさん、漏電火災警報器と言ったら真っ先に思い浮かぶのは「ラスモルタル」という言葉かな、と思います。

詳しくは、施行令22条に記載されていますが、今回はその中でも施行令22条第1項第7号の『契約電流容量』についてです。

ちなみに、第7号はこんな条文です。

 

 七 前各号に揚げる建築物で、当該建築物一㈠項から㈥項まで、₍十五₎項及び₍十六₎項に揚げる建築物で、当該建築物における契約電流容量(同一建築物で契約種別の異なる電気が供給されているものにあつては、そのうちの最大契約電流容量)が50アンペアを超えるもの。

 

 契約電流、一軒家をお持ちの方にはなじみのある言葉かもしれませんが、まだ若い方や賃貸の方にはあまりなじみがないかも知れません。

契約電流容量とは、電力会社との契約によって使用可能な容量(kVA)の最大値を指します。一般家庭の場合は、契約できる容量は10A、15A、20A、30A、40A、50A、60Aのいずれかにほぼ該当するみたいですね。

 

 しかし、立ち入り検査の際、事前に相手とアポ取や打ち合わせで、契約電流を確認できればいいですが、現地で調査しなくてはならない時もあるはずです。

その時、見るポイントがブレーカーの色です。

ブレーカーの色は、10A、15A、20A、30A、40A、50A、60Aに分かれており

 

東京電力パワーグリッドでは、10Aから順に、

 

北海道電力も順に、スイッチノブ色)、ブレーカー本体色

 

東北電力も順に、白→白→白→銘板の色)、ブレーカー本体色

 

中部電力も順に、スイッチノブ色)、スイッチノブ・ブレーカー本体色両方

 

九州電力でも順に、→白

 

北陸電力では、色分けはしていません。

 

少し見づらいですが、このようにアンペア値によって色分けされているので、現場でもすぐにアンペア数を確認することができます。

 

設備は法令が複雑ですが、こういう豆知識的なものは自宅でも確認できますし、面白いですね!